山コース1

(令和3年2月再訪・追記)

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車でお越しになる場合は駅周辺に駐車場があります。八本松駅をスタート地点としてご紹介していきます。

山陽本線で一番標高の高い駅(255m)八本松駅へようこそ。

八本松駅は橋上駅ですので、駅を出たところは高架の上です。

駅を出たら右に進みます。

すぐに階段がありますので、ここを降りてください。エレベーターも利用できます。

 

一日で全部周られる方、順番を気にされない方は五十三番を最初にお参りされると後が楽です。

下に降りたら西進します。ファミリーマートの裏側を進んでください。

駅から約500mの所に一番石仏があります。「トレンド書店」さんを目指してください。

駐輪場へ上がります。

西進します。

八本松ホンダオートさんを越えます。

(令和2年12月で閉店されています)

歩道を直進。

「トレンド書店」さんの横に一番石仏があります。

さあ、ここからスタートです。

一番 釈迦如来

 

霊山寺(りょうぜんじ)釈迦如来

 

のうまく さんまんだ ぼだなん ばく


次の二番までは少し距離があります。

一番から少し西進。溝迫交差点の歩道橋を渡り更に西進します。

歩道橋の上に上がると正面にこれから登る曾場ヶ城山がよく見えます。

歩道橋を降りて50m進んだところを左折。

道なりに山へむかってください。

所々案内板がありますが、小さいので見落とさないよう気をつけてください。

住宅街の坂道を登っていきます。

300mほど上がって、住宅街を抜けて出てくると・・・

国道2号線側道に出ます。陸橋へ向かってください。

陸橋を渡って右折。

(令和3年2月追記)

陸橋から150m進んだところが山コースの入り口です。

標高280mです。ここから先は山道となり、標高差300mくらい登って行きます。衣服調節、靴紐の締め直しをして入山してください。

入ってすぐ右手に三体。




 

二番 阿弥陀如来


極楽寺(ごくらくじ)阿弥陀如来


おん あみりた ていせい から うん

三番 釈迦如来


金泉寺(こんせんじ)釈迦如来

 

のうまく さんまんだ ぼだなん ばく

四番 大日如来


大日寺(だいにちじ)大日如来

 

おん あびらうんけん ばざら だとばん

すぐ近くにさらに三体続きます。

五番 地蔵菩薩


地蔵寺(じぞうじ)勝軍地蔵尊菩薩

 

おん かかかび さんまえい そわか

 

八十八石仏の中で19・20・25・56番の5体しかない地蔵菩薩様。すべての人々の苦しみや悩みを救い、死後の冥土にも救いが及ぶお地蔵様。

子育てや安産のご利益があります。

六番 薬師如来


安楽寺(あんらくじ)薬師如来


おん ころころ せんだり まとうぎ そわか

 

梵語で「医者の長」の意

人間の四大苦悩の一つ「病苦」の救済のご利益

七番 阿弥陀如来


十楽寺(じゅうらくじ)阿弥陀如来


おん あみりた ていせい からうん

 

だんだん登りがきつくなってきます。

焦らずゆっくりと・・・。

最初はなだらかな坂道で道幅もあります。

 

このあたりの右側に土砂崩れ跡が見られます。災害の規模がいかに大きかったかがよくわかります。(令和3年2月追記)

苔むした橋を渡ります。水が流れていますので、靴が濡れないように。

 

この橋は流出していました。(令和3年2月追記)

石がゴロゴロしています。

八番 千手観世音菩薩


熊谷寺(くまだにじ)千手観世音菩薩


おん ばざら たらま きりく

 

千の慈悲の手と目を持ち、一切の悩みから救済し、すべての願いを叶えてくださる仏様。

 

もう、悩み無用!

ここより先は西日本豪雨により登山道の流出があります。踏み跡・リボン等に注意して進んでください。(令和3年2月追記)

かつての面影がないほど山崩れが起きています。
わかりにくいですが、踏み跡があります。浮石が多いので注意してください。(令和3年2月追記)

九番 釈迦如来


法輪寺(ほうりんじ)涅槃釈迦如来


のうまく さんまんだ ぼだなん ばく

(令和3年2月追記)

十番への道筋。(令和3年2月追記)

十番で山側へ、直進できますが、川のように水が流れています。

かつての登山道は流木で通れません。(令和3年2月追記)

十番 千手観世音菩薩


切幡寺(きりはたじ)千手観世音菩薩


おん ばざら たらま きりく

ここまで15分くらい。標高340m

〇印の流木の向こうが十番石仏。(令和3年2月追記)

十一番へ。立ち木にリボンがあります。(令和3年2月追記)

(令和3年2月追記)

十一番 薬師如来


藤井寺(ふじいでら)薬師如来


おん ころころ せんだり まとうぎ そわか

十一番の先から左尾根に取り付きます。ここからだんだんと傾斜がきつくなります。

同じ場所とは思えない・・・。(令和3年2月追記)

川を渡ります。(令和3年2月追記)

十二番 虚空蔵菩薩


焼山寺(しょうさんじ)虚空蔵菩薩


のうぼう あきゃしゃ きゃらばや おんありきゃまり ぼり そわか

 

 八十八石仏の中で21番、24番の3体しかない虚空蔵菩薩様です。標高380m


(令和3年2月追記)

十二番は流失したようです。

十三番 十一面観世音菩薩


大日寺(だいにちじ)十一面観世音菩薩

 

おん まか きゃろにきゃ そわか

 

様々な災難、苦悩から人々を救う仏様

 

1999年4月29日に新たに彫刻し、開眼供養

十三番の近くに炭焼き窯跡。

すぐ先に十四番。

 

この先は災害の被害はなかったようです。(令和3年2月追記)

いい雰囲気です。

十四番 弥勒菩薩


常楽寺(じょうらくじ)弥勒菩薩


おん まい たれいや そわか

 

八十八石仏で、唯一の弥勒菩薩です。

左手を進み、左カーブすると。

十五番がすぐあります。

十五番 薬師如来


国分寺(こくぶんじ)薬師如来


おん ころころ せんだり まとうぎ そわか

そしてすぐに十六番。この辺は2~30mおきに石仏があります。

十六番 千手観世音菩薩


観音寺(かんおんじ)千手観世音菩薩


おん ばざらたらま きりく

足場が悪い場所があります。気をつけて。

十七番 薬師如来


井戸寺(いどじ)七仏薬師如来


おん ころころ せんだり まとうぎ そわか

竹やぶの先左へ。

十八番 薬師如来


恩山寺(おんざんじ)薬師如来


おん ころころ せんだり まとうぎ そわか

この辺からさらに傾斜がきつくなります。

十九番 地蔵菩薩


立江寺(たつえじ)延命地蔵大菩薩

 

おん かかかび さんまえい そわか

 

尾根筋に出ます。(標高460m)

ぐんぐん高度を上げていきます。二番石仏からここまで30分くらい(お参りの時間は省く)。

二十番 地蔵菩薩


鶴林寺(かくりんじ)地蔵菩薩


おん かかかび さんまえい そわか

二十番の左奥へ。

二十一番 虚空蔵菩薩


太龍寺(たいりゅうじ)虚空蔵菩薩


のうぼう あきゃしゃ きゃらばや おん ありきゃ まりぼり そわか

 

西の高野山と呼ばれる太龍寺

二十一番を過ぎてからが本番。標高485m

二十二番 薬師如来

 

平等寺(びょうどうじ)薬師如来

 

おん ころころ せんだり まとうぎ そわか

つづら折れで登りますが、体力に自信のある方は直登コースへどうぞ。

二十三番を見上げます。

二十三番 薬師如来

 

薬王寺(やくおうじ)薬師如来


おん ころころ せんだり まとうぎ そわか

 

 

この辺はきつい登りが続きます。頑張ってください。

標高515m

 

二十四番 虚空蔵菩薩

 

最御崎寺(ほつみさきじ)虚空蔵菩薩
 

のうぼう あきゃしゃきゃらばや おんありきゃ まりぼり そわか

 

お大師様が「空海」と名乗った地とされる最御崎寺。室戸岬にあります

二十五番はあんなに上・・。標高535m

二十五番 地蔵菩薩

 

津照寺(しんしょうじ)延命地蔵菩薩
 

おん かかかび さんまえい そわか

ここでイノシシに出会いました。

一番の難所です。ロープに頼らないで。

二十六番 薬師如来

 

金剛頂寺(こんごうちょうじ)薬師如来
 

おん ころころ せんだり まとうぎ そわか

二十七番 十一面観世音菩薩


神峯寺(こうのみねじ)十一面観世音菩薩
 

おん まか きゃろにきゃ そわか

 

 

もう一息です。標高565m

尾根筋が見えてきました。最後の踏ん張りどころです。

二十八番 大日如来


大日寺(だいにちじ)大日如来
 

おん ばざら だとばん

標高570m、ここで曾場ヶ城山登山道に出ます。二十八番石仏のすぐ横にある矢竹のトンネルは名所となっています。

二十九番へはこの方向とは反対側へ進んでいきます。

ここから山頂までもう少し(往復30分)ありますが、足を伸ばしてみてはいかがですか?トンネルの向こう側にはかつて山城だった本丸跡があり、井戸や石垣の跡が残っています。

曾場ヶ城山頂はそのもう少し先、標高607.2mです。

あなたならどっち?